隠岐3日目
飛行機の時間は14時過ぎなので午前中、時間がたっぷりとある。
西郷港から出て一周する「かっぱ遊覧船」というのに乗車しようと
思っていたのだが、調べてみたら2日前までの予約が必要、ということで
じゃあ、もう一度、レンタカーを借りて、
本来は初日に行く予定だった「壇鏡の滝」に行こか?
とレンタカーの営業所に行ってレンタカーを借りたところで
ケータイに電話!
出ると「かっぱ遊覧船」の人からだった。
なんと、予約をしていたらしい。
予約が必要だったり、現地払いだったり、この隠岐の旅行のあとの
近江八幡行だったり、鳴門行だったりのスケジュールで、
色んなところを予約したり、予約できなかったりで、
かっぱ遊覧船も予約してなかった、と勘違い!
でも、もうレンタカー借りたし…
ということで、大変申し訳ないのだけれどキャンセルさせてもらった。
最近、とみに自分の行動に自信が持てなくなってきた。
ヤバイ、ヤバイ… 年をとる、というのはこういうことなのか…
が、これが正解だったようで、行っても行かなくてもどっちでもいいか、
と思ってた「壇鏡の滝」がすごくよかったのだ。
結構、島の奥の方へ入っていくので、くねくね七曲りの道。
でも、対向車も前後車もほとんどいないので、走りやすい。
到着したら、2組が引き返してきたところらしく、
その後、来る人もなく、「壇鏡の滝」独り占め~って感じだった。
うっそうとしていて、あちらこちらに倒木がある
根こそぎ倒れて、川に落ちてるのもある。
結構な距離を歩いて本殿に着く
ここは、流刑になった小野篁が住んでいたところ。
そして帰京できるように、滝にうたれて一心不乱に願ってたところ、らしい。
滝が左右2つある。
向かって左側の滝は正面から
向かって右側の滝は、上まで登っていくと
滝の裏側から見ることができる。
滝の裏側からの撮影…
ひんやりとして、すごく気持ちがいい…
誰もいないのが、もっといい…
モロ、森林浴…
ここで昼寝したい…
小野篁は、ここで気持ちは癒されなかったのかなぁ
この季節だからいいのであって、日本海の孤島の寒さ、
おまけに標高も高いこの場所の寒さは
相当なものだったであろうから、そりゃ京に帰りたいわな。
ということで壇鏡の滝から元来た道を引き返し、
まだ、少し時間があるので、景色が良いという
那久岬へ行ってみる。
昔の灯台と今の灯台
白い灯台まで、道は続いていたけれど
あまり興味ないので、早々に引き返す。
そのまま空港へ。
空港まで乗っていったレンタカーはどこで返却したらいいんですか?
って聞いたら
「空港の駐車場にキーをつけたまま放置しておいてください」
「え? え? 放置ですか」
このノンビリ感、いいですね~
空港でランチしよ! と思ったら1軒しかない。
店名はオシャレな「ライトハウス」
なんのことはない、小さなラーメン屋だ。
でも、クチコミ見ると”ちゃんぽん”がメチャ美味しいと書いてある。
じゃあ、食べてみよ! たしかに美味しかった。1軒しかない土産物屋で物色、ローソク島で買って食べたチョコレートが美味しかったので、5枚ゲット!
ミルクチョコレートの中に藻塩の粒々が入っていて、
結構、ハマる味なのだ。
時間を持て余し、ベンチでお茶飲んでたら、
なんだか騒がしい。
ハッピを来た人がいっぱいで、
「町長さんも、もうすぐ着くらしい」
などと話してる。
で、後ろを見ると、到着口の両サイドに
横断幕を掲げた人たちの列ができている。
「誰か、有名人が来るんだろうか?」
でも、そろそろゲート、といっても搭乗口は
1つしかないのだけれど、そこに向かっていると
ハッピを来たお兄さんが、「どうぞ」って袋をくれた。
誰か有名人が来るの?
って聞いたら、これまで隠岐-伊丹間は165席の機体だったのが
今、到着した便を最後に、76席に戻るので、
この機体に乗って、隠岐に来られた方を歓迎するんだそう…
で、その便に乗って伊丹へ帰る(あるいは行く)人にも
お土産をくれた、という訳。
何かと思ってあけてみたら隠岐のお米だった。
隠岐-伊丹間、ホントの最終便は、うちらが乗ったヒコーキだった、
という訳だ。
記念すべき隠岐旅行???
1時間足らずで伊丹空港に到着!
リニューアル後の伊丹空港は、到着便でも
出発便と同じショップのところに行ける。
出発の時は、ランチ食べたあとでお腹がいっぱいだったため
美味しそうだなぁ、と思っていた「みたらし団子」
買ってかえってお家で食べよ!
と並んでたら、後ろにもズラーっと列が…
中にCAさんが4人くらいいる。
CAさんが並んでまで買うんだから、多分美味しいんだろう、
と思って帰宅後に食べたら、やっぱり美味しかった。
なんだか食べてばかりだったような気もする隠岐だったけど
無事に帰還!!