流刑の地「隠岐諸島」その5

後醍醐天皇で頭がいっぱいになった次は
島の西岸である国賀海岸へ。

こちらは船で海側から見るルートと
観光バスやレンタカーで陸側から見るルートの2つがあるようで、
両方は無理だから、海側から見る遊覧船に乗ることに。

今回はローソク島とは違って、ちゃんと船室がある遊覧船だ。

日本海の荒波に晒され、浸食されてできた、今もできつつある奇岩の数々…

 

ここまで削られてしまって通天橋に

甲子園で優勝した高校生たちが
「オレたちが1番だ」
と指さして飛び跳ねるシーンが思い浮かぶ岩

この狭いところを通り抜けるらしいのだが、
入口と出口共に波が高いと行けないらしく
「先に出口にまわって波の高さを見ますね」

どうやら行けるらしい、うまくココに入れるのは
なかなかない、とのこと(ホンマかいな)

船体ギリギリ、ぶつかりながら進む

途中で、「ライト消してみまーす」からの…

 

何処に行ってもそうだけど、石とか岩とかに、形状が似てるものを
あてはめて名前が付けられている。

亀石だとか、象の岩だとか、ローソク島もそう。
色々と解説されたけど、覚えてない。

一巡りした後は、相当なスピードで、ただひたすら
一直線に船着き場に戻る

これはちゃんとした囲いのある遊覧船なのだけれど、
考えてみたら、昨日の、今にも海に落ちそうな漁船っぽい船の方が
面白かった、、、

遊覧船の発着場の浦添港に戻ったあとは、隠岐の島町へかえるフェリーに
乗る別府港まで行かなくてはいけない。

町営バスで行けるので、しばしバスの発車時刻まで待つ。

待合室に貼ってあったポスター、というか
そこで売ってるんだけど「イカポロシャツ」


ネーミングがスゴイ!
・日本海ロイヤルブルー
・魔天崖ブライトレッド
・明暗の岩屋ブラック

やっぱり隠岐の島の人たちって、ダジャレといい
ピリッと効いてるね。
日本海ロイヤルブルーにちょっと惹かれたけど、
さすがにイカポロシャツはいらんな、、

町営バスで、浦添から別府までは、かなりの距離が
あったけど、なかなかいい感じだった。

町営バスは当然Suicaは使えず、小銭を握りしめて
バスに乗るのは何年ぶりだろう???

というか、バス料金だけではなく、隠岐では殆ど現金。
日頃、キャッシュレスばかりで現金をあまり持たない
生活をしてるので、足りるかどうか不安でもあり、
なんと小銭が重たいのか、とあらためて実感したり…

別府港に着いたはいいが、最終の17時過ぎ発のフェリー
まで、たーっぷりと時間がある。
お茶でも飲もうかと近辺ウロウロしても喫茶店がない。
Googleで調べたら、10分くらい歩いたところに1軒あり、
なんとパフェがある、って書いてある。
パフェに目がない我々としては、徒歩10分は、ま、いいか!


喫茶「ながと」
ちょっとイメージと違ったな…

パフェはチョコパしかなかったので、注文!
うーん、チョコパというか、マグカップの中に
アイスクリームが入っていて、その上に
チョコレートソースがかかっていて、梨が1切れ!

でも、アイスクリームは美味しかった…

ちょっと生き返ったところで、発着場に戻り
1時間後に島後の西郷港着。

昨日からずっと魚を食べてるので、いつもなら
ハンバーグやパンケーキのクチになってるのだけれど、
前もって調べていて、なおかつ昨夜の居酒屋でカウンターの
隣りで飲んでたオッチャンらが、
「そこはおススメだよ、予約しとかないと入れないよ」
と教えてくれてた鮨屋があり、
「なんか、鮨なら食べられそう」

ってか、洋食関連の店がほとんどない、ってか調べる気力もない、

ってんで、鮨屋に直行!
テーブル席に案内されたけど、

「カウンター空いてないですか?」

で、カウンターに。
当然、前で握ってくれるものと思って「特上にぎり」を頼んだら

皿盛りで出てきた。
ビールを頼んだけど、お皿で出てくると
ついついパクつくので、ビールが減らない。

鮨屋でビールをついつい飲むのは
次の握りが出てくるまで間隔があるからなのだ、
と認識を新たにした。

なんと特上で¥2800
それより高いのはなかったし…
お味は、さすがに港町…

ホテルに帰り、交代してもらったスィートルームで
ぐっすり、の2日目だった。

温泉がなくて普通のバスルームだったのがちょっと残念!