エトセトラ

乾燥肌だと思ってたら脂性肌だった

皮脂は毛穴を伝ってでてくるんですが、
その皮脂の質が悪くてドロドロで酸化してるような皮脂だと
皮脂の出口である毛穴を塞いで、外部に出ることができなく
なってしまうんです。
そうするとどうなるか、、、皮膚表面には皮脂がなくなるので
パサパサ乾燥肌になってしまう、という訳です。

それでも、体がちゃんと代謝してくれていれば、ドロドロの皮脂
でも、とりあえずは外に出してくれるので、それなりに皮膚は
潤いを保つことができないこともないんですが、その代謝もうまく
いかないと、出口のなくなった皮脂は皮膚内でどんどん溜まってしまう、
結果、
「え?私のお肌、パサついてるから乾燥肌だよね」
って、、、
で、どんどん保湿、そして美容オイルとかをたっぷり。

でも、外から油を補給しても???ですよね。

油分を補給するよりも、代謝をよくすることの方が先決。

では、代謝をよくするには???

リノール酸からリノレン酸へ

私たちが摂取している油、特に加工食品に使われているものは
殆どがリノール酸です。
リノール酸も必要なんですが、現在の食生活では過剰摂取気味。
リノール酸は酸化されやすいので体内で過酸化脂質を作りやすい
という性質があります。
対してリノレン酸は、体内でエネルギーになりやすく、また
EPAやDHAに変化して、コレステロールを低下してくれます。
さらに、リノレン酸が代謝されてできるプロスタグランジンE1が
アレルギーを抑制してくれたり、更年期障害を軽減してくれたり
するそうです。

リノール酸を含む食品よりもリノレン酸を含む食品の方が
圧倒的に少ないので、何も考えずに食べていると、自然に
リノール酸過多になってしまいます。
最近、アレルギーの人が多くなってきた(かくいう私もですが)
のは、リノール酸が多い加工食品などをいっぱい食べてきたから
かもわからないですね。

リノレン酸を多く含む食品

ここ数年前から注目されつつある「アマニ油」「エゴマ油」
「月見草油」「シソ油」「菜種油」

なので、一時期、更年期の女性のために、と名打って
「月見草オイル」のサプリメントの広告が女性週刊誌の裏に
掲載されたりしてたんですね。

他には豆類にも多いそうです。

さらに、体内での酸化を防ぐために、抗酸化作用のある
ビタミンⅭやB群も補給することで、健康なお肌を目指しましょう。

体内毒素を代謝

食生活は何にもまして大事なんですけれど、
食べ物の中には、どうしても不必要なものが含まれてしまう、
いわばパラドックスなんですが、
先ほどの不飽和脂肪酸であるEPAやDHA、
魚類にたくさん含まれているんですけれど、お魚は食物連鎖によって
水銀を含むものが多くなってきています。

水銀などの有害重金属が蓄積されていくと
なんと、ヒアルロン酸を作ることができなくなり、
結果、お肌のトラブルをひきおこすことになったりします。

これもデトックス。
運動や半身浴などで汗をかいたり、
水分を補給して尿として体外に排出するように
努力しましょう。