岩惣に泊まる その3

ちょっと道に迷いながら、やっとたどりついた目的地

 

 

 

 

 

池波正太郎のエッセイ
「よい匂いのする一夜」を読む、というか
画像が多いので「見る」かな、、
それ以来、他にもたくさんあるのだけれど、
とりあえずは泊まってみたかった料理旅館
の「岩惣」だ。

数十年前のエッセイに掲載されてる画像と
同じ佇まい

お部屋に案内されると、座敷机の横にこたつが配備されいる。
宮島とはいえ12月、外を歩き回って冷えた体には至福のコタツ!

「今、お茶をご用意いたします」
と中居さんがお部屋を出ていかれた。
お部屋にはお茶の準備ができてて、ふつうはそこでお茶をいれて
出されるのに、どこ行っちゃったの??
と、ど庶民の私らとしては疑問におもって???

 

 

 

こちらのお茶でした。
お茶はお茶でも、お薄。

思わず口をつけてしまった後に
パチリしたので、お抹茶が残ってない
途中で気が付いたので、ちょっと残した(笑)

低俗な我々としては、このおもてなしだけで胸キュン!

今夜のお料理が楽しみ~~
お食事まで、しばらく時間があるので、お部屋物色(下品ですね~)

すると、メモ用紙が…

まあ、ホテルや旅館の部屋には必須のものだけれど、、

 

 

 

 

 

なんかレトロ感があってオシャレじゃん、
売店に売ってたら買ってかえろうね、と相談。

お食事の準備に来られた中居さんに聞くと売ってないって、
てか

「そんな風に言われたお客様ははじめてです」
だって!

え~、みんなコレが素敵って思わないの?

残念無念と諦めてたら、またまた食事の準備に舞い戻ってこられた中居さんが
「少ししかないんですけど、お分けできます」
って、ヤッター! 貧乏人根性丸出し

ということでお夕食のはじまりです。

お箸の巻紙にもシカさんが…
やっぱり宮島の人はシカを大切にしてるんですよ

 

 

 

 

 

私はお食事の時、箸をとめて画像をとりまくるのはキライなんです。
いちばん美味しい段階で出して下さる料理人に対しても失礼だと
思うんですけど、どうしても撮りたい時ってありますよね、
珍しいものだとか、めったにお目にかかれないものだとか…
で、コレです!

 

 

 

 

 

この刷毛は、何に使うんだろう??

中居さんに聞いたら、
「お造りにお醤油をつける時に使ってください」

なるほど、しょうゆ皿にドボンとつけちゃうと
折角のお造りの味を味わえない、なので、
ほんの少し、お造りを引き立てるくらいの量で、、
ということらしい。

そういえば、お鮨やさんで握ってもらった時も、刷毛でサッとはいてから
出されるネタってありますよね。
家でお造りを頂く時、ちょっとやってみようかな、もしかしてスーパーで
買ったお造りでも、美味しくなるかも~~~

それから出てくるお料理、すべてが美味しくて堪能、
ああ、来てよかった。

お腹が少し落ち着いたところで温泉に、、その後、爆睡!