秋に種をまいたセリ科のハーブが春になるとぐんぐん育ってきます。
セリ科のハーブの特徴
・植物全体がよく香ります。
葉、茎、根、果実などすべての場所に管状の「油管」というものが
あって、その中に精油を含んでいるため、植物全体が香るのです。
・さし芽や挿し木はできず、種まきでしか育てることができないので、秋に種をまくか、もしくは苗を購入する以外に増やす方法はないことです。
・消化促進や食欲増進など、消化器系によいはたらきをしてくれます。
セリ科の代表的なハーブ
以下にご紹介する3つのハーブ、姿形がよく似ているので
間違えそうになります。
でも、香りがすごいので、手に取ったらすぐにわかります。
イタリアンパセリ
最近は、レストランなどでもこれまでのパセリに代わって
使われることが多くなってきました。
消化促進作用、食欲増進作用、防腐作用があります。
口臭予防にもおススメ!
日本では最近になって使われる頻度が増えたハーブですが、
その歴史は古く、ディオスコリデスの「薬物誌」にも記載があるそうです。
コリアンダー
タイ料理には欠かせない「パクチー」
中国では「香菜(シャンツァイ)」呼ばれているハーブです。
果実も香辛料としてよく使われ、精油は果実から採油します。
食欲増進作用をはじめとした消化器系の諸症状に…
※個人的にパクチーは苦手なので、当初、精油もボトルのフタさえ
開けなかったのですが、ある日、偶然開けてしまったときに、
その素晴らしい香りに魅了されてしまいました。
以来、お料理で使うハーブのコリアンダーは苦手ですが、
精油はお気に入りの1本となりました。
チャービル
イタリアンパセリ、コリアンダーによく似たセリ科のハーブに、
チャービルがあります。
こちらは甘い香り、フランスでは「セルフィーユ」と呼ばれ
「グルメのパセリ」としてオムレツなどによく使われているそうです。
グルメのパセリ、なんて、ちょっといいですね(^^)v