エトセトラ

ハーブの語源

アロマテラピーで使用する精油は芳香植物から採られています。

芳香植物は主にハーブなんですが、ハーブのすべてに芳香成分が
含まれているか?
というとそうではありません。

ハーブティーの代表格であるローズヒップやハイビスカス、
エキナセアなどから精油を得ることはできないんです。

もともとハーブとは、地中海沿岸で自生していた植物です。

ハーブの語源はラテン語の「草」とか「緑色の野菜」を意味する
ヘルバ(Herba)が、フランス語のエルブ(Herbe)となって、
その後、英語のハーブ(Herb)となったようです。

<心の声>
いまや英語は世界共通語として大きな顔をしてるけど、
歴史的には大したことないじゃん(笑)

「ハーブ」って三省堂の国語辞典には載ってないんですよね。

調べてみると色々な定義があって
・ ほとんどが一年生の草
・ 薬用や香味となる植物
・ 牧草
・ 根ではない「葉」
などとなってます。

牧草もハーブ???  うーん
根ではない「葉」   ま、そりゃそうだ

ヨーロッパでは昔から料理の香味であったり、
化粧品の香りづけや、薬品として病気の治療に使われてきたようです。

それを考えると、日本とか中国、韓国にも
同じような使われ方をしてきたものが沢山ありますよね。

中国の世界最古といわれる植物図鑑(正確には草本書)の
「神農本草経」には、そのような記述が数多くあるそうです。

ハーブの歴史の古さからか、ヨーロッパでは西洋医学が発展しても
それと併用しながら、植物療法も取り入れられているらしいんです。

それに反して、日本では

西洋医学一辺倒で、日本薬局方に搭載されている植物に関しても
西洋医学の薬の一環としかとらえられず、その他は雑貨として
扱われてしまってるのは、残念なことです。

日本にも、「おばあちゃんの知恵」といった形で、植物を使った
自然療法があったのに(今もあるのに)、
それらの伝統的な使い方を知らず、
みな一直線に「病院」に駆け込んでいる姿は、異様な感じを
受けないでもないです。

核家族化して、おばあちゃんと一緒に住まなくなったからかなぁ…
でも、同居となると嫁はたまらんしね

今回のコロナ禍で、
病院に行かなくても、
クスリを飲まなくても、
ワクチン打たなくても、
なんら問題がなかった、という人も多いみたいですよね。

実は、私がそうなのです!

西洋医学の発展で、
今までは治らなかった病気が治るようになったのも事実で、
血液検査や尿検査、Ⅹ線などで体の中がわかるようになったのも
素晴らしいことだと思います。

でも、人の体って千差万別、個体差が大きいので、
どのような対処をするかは、人それぞれなんじゃないでしょうか。

1000年も2000年も前から培われてきた人々の知恵!
それらの知識を活用して、西洋医学と自然療法をうまく融合させていければ
いいのになぁ、といつも思ってるんですが、
残念ながら今の日本ではなかなか難しいですね。

ということで、私は個人的に勝手にやってるんです(^^)v