青春18切符 2016年冬の旅 その2 奈良

夕方、JR奈良駅に到着。
日が短いのですっかりあたりは夜だ。
振り返るととてもキレイ、、
キレイな駅だなぁと思って撮ったら駅じゃなかった。
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観光案内所みたいなとこ???
建物がすごく奈良っぽい。

そこから振り返ると今度は、、、
そうだ、今年は春日大社の遷宮の年だったんだ。
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今夜のお宿は「奈良ホテル」
一度は泊まってみたかった「奈良ホテル」
青春18切符旅は、旅費が安いので、
お泊りとお食事はちょっと贅沢に!
をモットーとしている。
けど、やっぱ奈良ホテルは高いんじゃないかなぁ、、
と敬遠してたら、
なんと一泊朝食茶粥つきプランを「じゃらん」でみっけ。

本来ならば奈良駅からタクシーというところなのだろうが、
JRと徒歩のみを基本原則としてるので歩く。

三条通をまっすぐにひたすら歩く。

歩いてると地理がよくわかってくる。
まっすぐまっすぐ歩いてたら「春日大社」にぶつかった。
で、右折、、右折したらすぐにホテル、
のはずが、、「ない」

またまたひたすら歩く。

ようやく見つかった目的地「奈良ホテル」
門から車寄せまでがまたまた長い。
さすが伝統あるホテルだけのことはある。
昔の迎賓館ですもん、そりゃ徒歩では来ないよなぁ・・・
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エントランスについたら、古めかしいドアをホテルマンがあけてくれる。
リュックにヨレヨレダウン、小汚い姿の我々に対しても素晴らしい笑顔。
これぞホスピタリティの極みだ。

チェックイン手続きをしてると、
「本来は新館プランですけれど本館の広めのお部屋が空いて
おりますので、そちらに変更しましょうか???」

ここで断る理由などあるわけがない。

「もちろん、お願いいたします」
の返答と共に、うんうんうん、と3回もうなずいてしまいました。

案内していただく廊下の天井が高い。
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壁には昭和天皇やら、皇太子ご夫妻やらの宮家が
お越しになったときの写真がズラーっとある。

部屋の暖房は懐かしのスチームだ。
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スチームもレリーフ入りで、お洒落感満載。
ってか、いまだに使えてるのがスゴイ!
奈良ホテルの歴史は100年、、
なんとアインシュタインが弾いたピアノもある。
スマホで撮影するなんて、
おのぼりさんの田舎者みたいでみっともなさすぎ。
自分の中で撮影禁止にした。

明け方、スチーム暖房特有のスチームハンマーの音が
カンカンカン、
と聞こえてくるのもいとおかし。

夕食は、歩いてくる途中にみつけた「菊水楼」に行ってみた。
これがまた大正解! (徒歩はこういうメリットがある)
私の嗅覚はスゴイ、と自画自賛!
ほんとにホントに美味しかった。
こちらの建物は奈良ホテルよりも古く120年の歴史をもつとのこと。

結婚披露宴などにもよく使われているらしい。
春日大社で式を挙げた後の披露宴会場として、
というのが多いとのこと。

建物は格式ばってるけれど
スタッフの方々はいたってフレンドリー、
お料理もとてもリーズナブル。

「マジ、こんな値段でいいの?」というくらい。

カレーライスやら海老フライ定食やらピラフのコースやらがあったけど、
せっかく来たのだからとシェフのオススメコースとグラスワインをオーダー。
ワインを一口飲んだ途端、絶対にここのお料理は美味しいと思った。

とにかく、すべて美味しかったけれど、特にソースが絶品で
食べ終わったあとのお皿を舐めたい、と思ったのは
エクシブ八瀬の和食以来だわ。
けど、エクシブはそれ相応のお値段だったので、
ここ「菊水楼」のコスパは最高です。

同行の友が

「明日のランチは、ここで鰻を食べよう」

と素晴らしい提案をしてきた。
けれど、けれど、けれど、
残念なことに、翌日は定休日とのこと、
マジ、心残り…

胃袋も心も満足の極致で、ホテルに帰還、、
奈良ホテルのBAR「The BAR」で、
オリジナルモスコミュールをいただく。
ふつうの銅製マグカップではない、
おそらくとても有名な人が作ったのではないか、
と思われる磁器の湯呑でいただくモスコミュールも
これまた絶品。
こんなモスコミュール、飲んだことない!

歩き疲れてお酒も飲んで(浜田省吾の歌詞かいな)、
ホテルの広いお部屋で寝心地のいいベッド。

すぐさま、爆睡~~~zzz