北陸・上越への旅☆ 1日目

3月31日までの限定でJR西日本が発売している
「西日本グリーン切符」
JR西日本全線、そしてその区間における新幹線および特急の
グリーン車に2日間乗り放題で¥20000という得々切符だ。

元々、宮崎県高千穂へ旅で探してた時に見つけた得々切符、
なのだが、急遽、諸事情から行けなったのだが、
こんな切符を見つけてしまったからには、
「やっぱり、どっか行こ!」

ということで、「どこに行きたい」というのではなく、
「どこに行ける?」から始まった旅。

最初は単純に博多まで新幹線、博多ラーメンでも食べて帰って
こようか、とシンプルに考えてたのだけれど、一緒に行く友が
北陸に興味を示したので、東はどこまで行けるのだろうか、と
切符を見たら、なんと、
「上越妙高」まで行ける。上越妙高駅までがJR西日本の管轄内
だとは知らなんだ。

「じゃあ、上越妙高まで」
とプランを練ってたら、上越妙高ってスキー場以外は何もない。
そういえば、若かりし頃、妙高へスキーに行ってたな、とふと思い出した。

上越妙高までただ電車のるだけで行く、というのも・・・
(ってか、青春18切符で電車に乗るだけの旅をしているくせに)

まあ、今回は新幹線なんで、新幹線の停車駅、となると、手前は
糸魚川だった。
「糸魚川」…名前だけは馴染みがあり懐かしい。

ここで大糸線に乗り換えて、大糸線沿いのスキー場に行ったりしてたっけ。
でも、乗り換えだけで降りたことのない「駅」

ということで、「糸魚川行き」決定!

まずは姫路駅から新幹線「のぞみ」に乗車。
最近、東京へは飛行機で行くことが多いので、久しぶりの新幹線。
久しぶりのグリーン車。
新大阪までなので「あっという間に」到着。
金沢行サンダーバードに乗り換えた、、のだが、
なんとサンダーバードのグリーン車は1号車!
なんでグリーン車なのにホームを端っこまで歩かなあかんのんかいな、
と、ちょっとムカつく。
グリーン車は降りたらエレベーターのとこじゃないとダメでしょ。

でも、シートはポカポカして気持ちよかったので、ムカつき治まる。

湖西線に入ったあたりから窓外が雪景色にかわってくる。
「やっぱ、北陸線だぁ」

金沢には12時半頃に到着、お腹空いた…
金沢に来たからには、やっぱりお魚を食べるべし、で、
以前、富山大牧温泉からの帰途、金沢でランチして非常にコスパが
よかった、ニッコーホテルの鮨屋に…

カウンターの目の前が大きな楕円形のガラスがはめこまれていて
中庭に景色が見えるようにしつらえてある。
小さな雪吊りがあり、枝に雪が積もってなかなかの風情のある景色だ。
聞いたら、一度、雪が溶けてなくなって、前夜から降りだして
積もったとのこと、、雪まで歓迎してくれて、ありがたい(^^)v

板さんに、同じお鮨でも、カウンターで食べるのとテーブル席で
お皿に盛られてきたものを食べるのと、なんか味が違うような
気がするですよね~
と話してたら、「それは、あります」
「時間の経過とともに、温度の変化もあったりするので、味がかわるんです」
とのことだった。
まあ、私の場合、味もさることながら、こうやって板さんとお話しするのが
好きなんですけどね。いろんなコト、教えてもらえるし~

お腹は「満足~」となったのだけれど、まだ次の北陸新幹線までの待ち時間がある。

先に土産物を買うと荷物が重くなるから帰りに買うとしてとりあえず
物色しておこうかと、百番街に。ここは今は「あんと」と呼ばれてるみたい。

ブラブラしていたら、別腹が「ティータイム!」って訴えてきたので、
宝麩で有名な「不室屋カフェ」に行って、生麩まんじゅう&加賀棒茶を頂く。


上品なお味、なんだけど上品には食べにくい。
手でもってパクっと1口で食べたくなる。

そうこうしているうちに、乗車時刻なので新幹線口へ。
大昔、金沢に住んでたころにはなかった新幹線口。

北陸新幹線初乗り。
東京-金沢間を乗る必要性がまったくないので、
これが最初で最後になるかも…

さすがに新しいだけのことはある。
足置きがないなぁ、って思ったら
飛行機みたいに、座席についているボタンでリクライニング。
乗り心地ヨシ!

1時間弱で糸魚川到着。

「ここが糸魚川駅か~」

ってか誰もいない。

改札出たら、少し、いた。

糸魚川駅の出口は、北口、南口ではなく
「日本海側」と「アルプス側」

旅館からの送迎が
「アルプス側出口に出てお待ちください」
だったので、外に出てみる。

   

新しいんだか、レトロなんだか、よくわからない。

振り返ってみると…誰もいない

送迎車がくるまで時間があるので、駅舎内に戻ってみると
そこは「ジオステーション ジオパル」だった。

これは「SL黒姫号」
産業用として国内最後の蒸気機関車で
正式名称は
「東洋活性白土2号機」
白土鉱山から白土を運ぶために使用。
白土鉱山が黒姫山に近いところに
あったので、「黒姫号」という
愛称がつけられた。

とのこと…

奥の部屋にはすごい鉄道ジオラマが…

プラレールも

その奥には旧国鉄時代のモロモロの備品や制服の展示

その奥には電車の車両があって、待合室になっていたけれど
内装は今のJR四国あたりの電車)変わらない、、って感じ。

そうこうしているうちに、送迎者が来たので乗車、
この糸魚川駅から、1時間ほど奥にある笹倉温泉へ。

送迎者のドライバーさんから
「西日本グリーン切符ですか?」
って聞かれた。

やっぱ、同じことを考える人間が多いんだ、、(笑)

雪道の道路を走る。
このあたり、現在は150㎝くらい積雪あるらしい。

雪景色というのは、汚いものが隠されてしまうので、
心が洗われるような気がする。

宿の部屋の名前は「乗鞍」
これも懐かしい名前。
でも、隣の部屋の「藤壺」の方が優雅な感じがしてよかったな(^^)v

笹倉温泉には、この宿1軒だけしかない。
露天の壺風呂を楽しみにしていたのだけれど、
壺風呂も含めて露天風呂は閉鎖してる、って聞いて
超ガッカリ、温泉に来て露天風呂に入らない、いや、入れないのは
初めてじゃないかな??
って言えば、開放してくれるかな、っと、ちょっと期待して
言ってみたけど、ダメだった。
ってか、露天風呂の上に雪が積もってしまってて、
物理的に使用できない、とのこと。

うーん、昔、信州の雪の中での露天風呂の経験もあるワタシとしては
ちょっとなぁ…
毎年、雪が降るんだから、そういうことは想定して、軽く屋根を
つけるとか、色々と工夫を見せてほしかったので、残念!!

しゃーないので、食後、内風呂に入った。

ロビーには宿泊者へのサービスで、アイス食べ放題。
最初にケースを覗き込んだ時は、ホームランバーみたいなのが
あって、それにしよう、って思ってたら、
宿の人が
「桃太郎が美味しいよ」
「桃の味?」(私)
「いえ、イチゴ味」
「え?イチゴ味なのに桃太郎?」(私)
「色が桃色でしょ」

よくよく考えてみたんだけど、イマイチ理

でした!

そして糸魚川の夜は更けていったのであります。