勾玉作り体験のあとは、
伝承館内を見学しながらお勉強タイム!!
なぜ「玉造」という地名がついたのか、、
なんと「古事記」にその謂れが載っているらしい。
その昔、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した話、
は子供の頃に絵本で見たことがある。
ヤマタノオロチを退治した後、スサノオノミコトは
玉造の勾玉を天照大神に献上、これが皇位継承の印である
「三種の神器」の1つである「八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)」
となったとのこと。
で、なぜ玉造なのだ???
それは、、
古代人に珍重された青めのうは玉造でしか採れないらしい。
青めのう以外にも赤や白も産出するが、
どれも良質なもので、古代から玉類の国内有数の生産地であったため、
「玉造」という地名になったらしい、、、
なるほど。
次に「勾玉」とはなんぞや??
古代では(ここにくると古代人になったような気分になる)
魔除け石や幸運を呼ぶ石として身につけられていた。
最近、パワーストーンなる「石」をジャラジャラつけてる人が多いけど、
古代人に逆戻りしてる?
(かく言う私も、屋久島ではじめてパワーストンブレスを作って身に着けてる)
ただ、勾玉は玉のイメージとはちがう独特な形をしている。
胎児だとか、月だとか、子宮だとか色々な説があるが、決定打はないらしい。
と伝承館のパネルには書いてあったのに、同じ伝承館のチラシには、
「太陽と月が重なり合った形を表し、
大いなる宇宙を崇拝することを象徴しています。
穴は祖先とのつながりをもちその霊力の恵みをうけられることを意味し、
神秘的な深緑色は春の草木の新芽のように生命の発動を象徴しているのです」
とわけのわからない説明文が掲載されている。
矛盾してるやん!
要はホントのことはわかってない、ということでしょう。
またオランダ人医師のシーボルトも勾玉に興味をもって
「教養ある日本人が好んで思いをはせる物」
と書いてるとか、、
教養のない日本人は身に着けてはいけない、てことね。
最近の日本人は、たしかに教養ないわ、自分も含めて。
なんとなく勾玉について一通りわかったところで、
伝承館の方が玉造温泉駅まで送って下さった。
なんと親切なんでしょう。
本来ならば、ここから帰りの電車に乗車の予定だったけど、
台風で帰れないので、山陰本線で松江へ。
ゆっくりと「出雲のお蕎麦でも食べよう」
とタクシーに乗り、運転手さんに
「美味しい出雲蕎麦を食べさせてくれるところにお願いします」
やはり、島根は、どこでも「八雲」「やくも」ですね~
個人的には出石蕎麦の方が好きかも、、、
小雨はパラついてたけど、どこが台風???って感じ。
松江は茶道でも有名なので、美味しそうなお菓子屋さんがあちらこちらにある。
ツレが野点のお茶セットみたいなのを買いたい、というので
「中村茶舗」へ。
お抹茶を2杯もいただき、お茶のたて方まで伝授してもらう。
私はまったく買う気がなかったのに、店主の
「作法は作法、お茶はお茶で別物なのでお茶を飲むことを楽しんで下さい」
との言葉に惹かれて、茶筅と茶杓とお抹茶を買ってしまった。
茶筅も茶杓も大昔に処分してしまったのに、
おいときゃ良かったわ…
とりあえず雨がふってるので、
リュック背負って傘さして松江城見学も面倒だし
時間もあまりなかったので、東急ホテルにチェックイン。
荷物を置いてから、とりあえず松江駅へ。
そこから夕食に、美味しいお鮨でも食べに行こうかと考えるも、
タクシー乗るには近すぎ、
歩くにはちと遠い、、
という帯に短しタスキに長し、的な場所が多かったので、
もう駅弁買ってお部屋で食べよっ!
という結論に。
のどぐろが入ってるお弁当が美味しそうだったけど、
売り切れだったので明日買って昼食にしよう!
ってつもりだったけど、
買って帰った駅弁が✖~だったので却下。
TVの台風ニュースを見てると、
他の地方はえらいことになってるみたい…
小さな日本なのに天気の違いに再度ビックリ。
けど、明日は平常にダイヤが戻るそうで、
とりあえずは帰れるね、と就寝!