アロマ

女性ホルモンのおはなし

アロマテラピーでも少しは勉強しなきゃいけない
女性ホルモンのはなし!

「女性ホルモル」には
「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と
「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の2種類があります

エストロゲンについて

エストロゲンとは一般的に女性ホルモンと言われているものです。

「エストロゲン」は
・エストラジオール
・エストロン
・エストリオール
の3種類からなっていてステロイドホルモンの一種でもあり卵巣で作られます。
2歳くらいから作られ始めますが思春期頃から分泌量が増えて20代前半がピーク、
更年期を境に極端に分泌量が減ります。

男性の場合もテストステロンという男性ホルモンを分泌しているのですが、
年齢と共に女性と同じように男性ホルモンが減り更年期がやってきます。

そして意外なことに男性ホルモンからもエストラジオールが作られているんです。
分泌量は更年期後の女性と同量もしくは少し多い?
と言われています。
更年期を迎えると男性は女性らしくなる? のかも…

「おじさんが→おばさんになり」
「おばさんが→おじさんになる」
ってか、性別なしの中性になるのかも…

「エストロゲン」の作用

エストロゲンはどんな作用をしてくれてるのか、というと
①コラーゲンの生成を助ける
②粘膜の生成
③骨密度の維持
④血管を強くしなやかにする
⑤髪をつやつやにする
⑥善玉コレステロールを増やす
⑦悪玉コレステロールを減らす
⑧女性らしいメリハリボディーを作る
⑨痩せやすくなる
などなど

どこかのエステサロンの誇大広告みたいです(笑)

という事はエストロゲンが減ってくるということは想像だにしたくないですが、
この恩恵を受けられない、ということです。

つまり、
①お肌の潤いがなくなる
②ドライアイやドライマウスなどになりやすくなる
③骨粗しょう症になりやすくなる
④動脈硬化や脳出血などになりやすくなる
⑤髪がうねるったり細くなったりパサついたりする
⑥脂質異常症(高脂血症)などのリスクが増える
⑦動脈硬化によって腎臓や肝臓に負担がかかる
⑧すべてのものが「下がる」「垂れる」「張りがなくなる」
⑨太りやすくなる

怖いですが、エストロゲンの作用が無くなったらこれらのことがおき始めます。

プロゲステロンについて

プロゲステロンは、卵巣の中で卵子を育てていた袋(卵胞)が
排卵で卵子がでていってしまったあと「黄体」と言われるものに変身、
プロゲステロンというホルモンを作って放出しはじめます。

黄体は少なからずエストロゲンも出すんですが、
主役はやっぱりプロゲステロンなんです。

「プロゲステロン」の作用

一か月を通して
エストロゲンと
プロゲステロンの量は
変化しています

例えば
エストロゲンの量は
生理前が最も低くて
生理が始まるとともに
だんだん増えていきます
生理開始から2週間後くらいが
エストロゲン量のピークになり
その後、また量が減ってきます

自分の生理と合わせて
エストロゲン量の
ピークを出してみてくださいね

一方
プロゲステロンは
生理前1週間頃が
一番のピークになり
生理開始直前に激減します

つまり
エストロゲンが増えると
プロゲストロンが減る

プロゲステロンが減ると
エストロゲンが増えると
いったように

二つはシーソーの様に動いています

皆さんお肌の理論の復習ですよ
肌は一番上が表皮・下が真皮層
というようになっていましたよね

そしてこの表皮や真皮の所々に
エストロゲンをキャッチする
受容体というものが存在します

となると
プロゲストロン受容体は?
もちろんあります
あるにはあるけど
エストロゲン受容体ほど
多くはないですが

これでわかるように
女性ホルモンの影響を
女性のお肌はモロに受けています

例えば
*お肌の水分量
*お肌の弾力
*毛穴のサイズ
*皮脂の分泌量

などなど
あらゆるもが
影響を受けているのです

という事は
ホルモン事情を知らずして
お肌に関われず!
といったことになるでしょう