アロマ

クリスマスに向けてオレンジポマンダーを作ろう!

アロマやハーブをちょこっと勉強してた人なら
大概は知っているオレンジポマンダー
作り方は超カンタンで、作りだすとハマるので
ついつい何個も作ってしまいます。

一度作ったら未来永劫、存在してるので、
毎年1個ずつ作っても、どんどン増えていきます。
それが、また楽しい。

材料
オレンジ1個
クローブ 20g
ポマンダーミックス 大さじ1杯ほど
(リボン)

ポマンダーミックスは、既製品で販売されてますが、
中身は、シナモン、カルダモン、オールスパイスなどなど。

スパイスコーナーにたくさん売ってるので、
ジンジャーやフェンネルなどもプラスして
オリジナルブレンドを作ってもいいかも…

作り方

出来上がってから十字にリボンをかけたい場合は、
セロテープやマスキングテープで、
テッペンとお尻をつなぐように貼っておきます。
(ここはクローブを刺しちゃいけないよ、という印)

あとはテープの部分以外のところにクローブを
刺していくだけ。
オレンジの皮は固いので、そのまま刺すとクローブが折れてしまう…
なので、あらかじめ竹串や爪楊枝で穴をあけておきましょう。
あけた穴のところに、クローブを突き刺していく、この作業が
結構、楽しいのです。
ついつい、ぎっしりと隙間なく刺したくなりますが、
オレンジは水分が抜けて乾燥すると1/3くらいになってしまうので、
そのことを考慮して、スキスキくらいで十分デス。

刺し終えたら、ポマンダーミックスをお皿に出したところで
ゴロゴロしてもよし、
紙皿などにオレンジを置いて、上からパラパラとふりかけてもよし、

とにかくオレンジにまぶします。

そのあとは出来るだけ湿気の少ない乾燥しやすい場所に置いて
おくだけ。

これまで10年以上作ってきた経験としては、
キッチンストレーナー用のゴミ受けネットにいれて
トレイの上においたバナナスタンドにひっかけて
エアコンのそばに置いておくのが、一番うまく作れました。

たまに、お尻のところに
「青カビが~」
と驚く時があります。
そのまま放置しておくと、アオカビオレンジになって
ゴミ箱行きになってしまいますので、
青カビを見つけたら、ナイフやカッターでこそげて
アルコールを摺り込んでおきましょう。

ポマンダーとは

ポマンダーというのは中世ヨーロッパで流行っていたもので、
ポム=リンゴ
アンダー=アンバーグリス
の2語がひっついてポマンダーと呼ばれるようになりました。

アンバーグリスってなによ?

マッコウクジラの腸内結石のことです。
高貴な香りを醸し出す、ということで昔から香水の材料として
使われてきました。

今は、たぶん動物愛護の観点から採取ができなくなっているはずです。

余談~

漢方では牛の胆石=牛黄が、
貴重なものでかなり高価なものだそうです。
牛1000頭に1頭くらいしか胆石ができないというから
それは当然、お高くなるでしょう。

人間の胆石は不要なだけですが、動物の胆石は
人間にとって有難いものが多いって~(複雑)

で、ポマンダーとは

前置きが長くなりましたが、そのアンバーグリスを入れて
持ち歩けるように、金製や銀製や象牙製などなどをふんだんに
使った贅沢でオシャレな丸い容器が作られ、
それが「ポマンダー」と名付けられたと言われています。

宮廷の貴婦人たちの間では、華麗に装飾を施された小さなポマンダーを
ペンダントのように首からぶら下げたり、腰につけたりして
抗菌を兼ねたファッションとして広まっていました。

庶民は、高価なポマンダー容器を買えないので、
代わりにフルーツを乾燥させて持ち歩いたりしていたところから、
オレンジポマンダーは始まったようです。

他の柑橘系でもOK

オレンジポマンダーはオレンジを使いますが、
レモンなど他の柑橘類でも同じように作ることが出来ます。
色々と作ってみると楽しいかもわかりませんね。

ヨーロッパでは、クリスマスの頃に作って、
クリスマスオーナメントとしてツリーに飾り付けたりするようです。

リボンをかける前に、金や銀のカラースプレーで色付けしたり、
或いはキラキラしたビーズを隙間につけていったり、
色々と工夫をして、オリジナルなオーナメントを作ってみるのも
楽しいでしょう。