翌朝、ここまで来て
「祖谷の吊り橋=かずら橋」に行かずして帰る訳にはいくまい。
と、坐骨神経痛で傷む足腰にカツを入れて出かける。
やっぱり若くて体力のあるうちに色々なところへ行っておくべき、
とつくづく思う。
渡ることは渡れたけど、
万が一、スマホを落としたら、
と撮影できず…
なぜに、このような葛で作った橋ができたのか、、
ここらあたりまで、平家の落ち武者は逃げてきたのだけれど、
その後も追手がくる。
追手がくると、この橋を走り抜け、対岸に着くなり蔓を切り落とした、
という…
蔓(つる)の一種、葛(かずら)で編んであるから「かずら橋」!
しかし、編むには編んでも、
どうやって架けたんだろう???
周辺をブラブラしてたら「枇杷の滝」ってのがあった。
これもまた、平家の落人たちが、この滝のそばで
昔の栄華を偲んで、枇杷をかき鳴らしたそうな…(ホンマかいな)
で、前日乗せてもらったタクシーの運転手さんが
味噌クソに言ってた「平家資料館」
入館料を¥500もとるのに、めちゃくちゃ中身が
しょーもないので、案内してもお客さんに怒られる、って。
でも、時間あったし、とりあえず…
時間つぶしに¥500
ってな気分で…
看板がなかなかオシャレやん~~、って思うのはうちらだけか・・・
なかなか趣もある
とりあえず中に入ろう!
いや、笑える。
メガネやそろばん、ってか
「これだけあれば事務がとれました」
って…
おもわず平家の落人がメガネをかけてソロバンをはじいている姿を想像して
大爆笑してしまった。
奥の方にはたしかに、暮らしに使ってたようなザルやら桶やらがあったけど、
当たり前すぎて面白くない。
訳のわからない陳列の仕方で、埃だらけの鎧、カブトもあったけど、、
最後の極めつけはコレ!
木製の「衆議院議員投票箱」
いやあ、珍しいものを見せて頂きました。
平家の落人が作ったのか???
とにかく、そこらへんにある古い物を全部かき集めて
「展示」じゃなくて「放り込んだ」って感じ。
こういったカオスの世界、私たちは大好きなので、
「これだけ笑えて¥500って安いわー」
と満喫したけれど、
そりゃ平家好きやら歴史好きの人からしたら
「なんじゃいな、コレ!」
と腹もたつだろう、、と思える逸品でした(^^)v
待っててくれたタクシー運転手さんに
「メチャ面白かった~」
と報告したら、
「???」
そろそろ行かないと電車に乗り遅れて帰れなくなるので
そのまま駅に急いでもらったんですけど~
ほとんど車が通ってないので思ったよりも早くに到着。
時間ができたので、近くのスーパー(?)へ。
「ボケマート」じゃなくて「歩危マート」
「ぼけあげ」って何だ??
とりあえず、地場産のものをちょっと買って
またまた子泣き地蔵に見送られて大歩危を後に、帰途についたのでありました。