本来は、恐山の宿坊に泊まりたかった、
これまたコロナのせいで
「今年中は営業しない」
仕方ないので大湊駅前のホテルに宿泊。
そのホテルが恐山にいちばん近い、とはいえ、かなりの距離。
で、朝8時にタクシーをお願いした。
恐山が8時から開門するので、7時半くらいに行く予定にしてたのに
フロントのホテルマンが、
「そんなに見るところもないので、1時間もあれば十分ですよ」
と宣ったので、8時に出発。
女性のタクシードライバーで、ちょっと津軽訛りがカワイイ!
「11:48大湊発の電車に乗りたいので、11時くらいにまた迎えにきてもらえます?」
とお願いしたら、ホテルマン同様
「そんなに時間はかからないと思いますよ~、
温泉に入っても1時間半くらいかな、、
11時より早くてもいいので、終わったら電話ください」
との予定で、ホテル前を出発
まずは、山道を走り、最初に停めてくれたのが「恐山冷水」
「冷や水」と読むそうだ。
1杯飲むと3年、寿命が延びる
2杯飲むと6年、寿命が延びる
3杯飲むと、死ぬまで生きる(まあ、なにもしなくても死ぬまで生きるけど)
とのことで、とりあえず1杯だけ飲んだ、、
寿命関係なく、マジ美味しい…
引き続き、着いたのはあの世に繋がっているといわれる太鼓橋。
この橋を渡った先は「あの世」
なのに「通行禁止」
「三途の川」も渡らせてもらえない、わたしたち。
あの世に行きたくても行けない、わたしたち。
この橋の手前に鎮座しているのが、「奪衣婆&懸衣翁」
(「だつえば」と「けんえおう」と読むそうです)
このカップルが、三途の川のほとりで何をしているのか、
というと、
ここまで来た死者は、、奪衣婆に衣類を剥ぎ取られてしまう。
で、その衣類を懸衣翁が、枝にかけて衣類の重さでどれくらい枝がしなるか、
を見て罪の重さをはかる。
重たい衣類を着てたら罪が重くなるのか、、
ということは、棺桶に入れるときに
「安物の重たいウールじゃなくてカシミヤを着せてね」
と子供に言っておかねば…
などとアホなことを言いながら、またタクシーに乗り込んで数分、、
本山に到着!
中に入ると「手水舎」
ん? お寺にも「手水舎」ってあったっけ??
神仏習合の歴史が、こんなところにもあるのね、、と
柄杓をとったら、
なんと穴があいてて水がこぼれ落ちるではありませんか~~
すくってもすくっても、水がたまらない、、
ココはもう既に「地獄の1丁目」(笑)