タクシーの女性ドライバー、西村さんとすっかり仲よくなって、
私達がどれほどの「アップルパイ好き」か、熱く語っていたら、
ふつうにスーパーに売ってる¥100くらいのアップルパイがとても美味しい、
と教えてくれて、なんとそのスーパーに寄ってくれたのです。
コレは美味しい、というかコスパ良すぎ、でしょ!
¥100って今時、コンビニでも売ってないよね~
「ちかくに売られてたら毎日、買いに行くわ」
などと言いながら頬張る。
ついでに、コチラの「フライボール」というのもここらあたりで美味しいものとして
有名なので宣伝しておいてください~、とお土産にくれたのであります。
タクシードライバーさんに、ティッシュ以外のプレゼントをもらったのは初めて!
青森、大好きになってしまった。
お喋りしながら、寄り道しながら、大湊駅に帰着。
昨日、食べたアップルパイの味が忘れられない、手作りケーキ店「エチゼンヤ」!このまま素通りするのは、耐えがたい、、
ということでお土産を物色しに再訪。
昨日のオッチャンに、
「アップルパイ、めっちゃ美味しかったわ~」
って報告したかったのに、出てきたのはオバチャンだった。
感動を伝えられず残念だった。
ホテルで預かってもらっていたリュックを背負って、
大湊から弘前へ電車の長旅。
本来ならば、途中の「浅虫温泉」の温泉旅館に宿泊の予定だったのだけれど、
1ヵ月前くらいに、旅館の方からキャンセルされてしまった。
5月末まで緊急事態宣言が伸びたので~、という話だったけど、
直後に、じゃらんやら楽天トラベルやらを見たら、営業してて
宿泊予約もできるようになっている。
兵庫から来るお客はヤバイ
と思ってシャットアウトされたのか???
「もう一度、同じ宿に予約いれちゃおっかな~」
などと、意地の悪いコトを考え付いたりしてたのだけれど、
「ま、いっか」
と、弘前駅前のホテルに泊まった。
という訳で、浅虫温泉をとおりすぎて弘前に直行!
おやつの時間の前に弘前に着いたので、ゆっくりとティータイムをとれて
結果オーライとなりました。
浅虫温泉の旅館さん、キャンセルしてくれてありがとう~
弘前駅前ホテル、一泊二食だったので、朝食はホテルのレストランへ
(夕食については書きたくないレベル)
左上にある団子が「いがめんち」というイカで作ったメンチカツ。
右上の汁物が「けの汁」
どちらも青森の特徴的な料理らしい。
けの汁は、細かく切った野菜がいっぱい入ってて、おそらく
囲炉裏で吊るした鍋などで作られてた、ような気がする。
帰りの便は午後2時過ぎなので、とりあえずどこかへ行ってみよう、
ということで、弘前城の近くにある「ねぷた村」へ
ここらあたりは、ねぶたが「ぶ(BU)」ではなくて「ぷ(PU)」と発音するのだそうだ。
主に青森県南部のほうはPU、下北など北の方ではBU。
「だからどうなの?」
という感じもしないではないのだが、
この地方の人々にとっては大事なのだろう。
しかし、この「ねぷた村」、想像以上に素晴らしかった。
こんなのやら
こんなのやらが所狭しと陳列してある。
江戸初期の頃のは、かなりシンプルだ。
時代と共に、どんどん派手になっていったんだろうなぁ~
青森に到着する前に、青森県の土産物は何がいいかと、
ガイドだったかチラシだったかを見ていたら
本の形をした箱の表書きが
「生まれて墨ませんべい 太宰治」
というのがあって、是非是非、手に入れたいと思ってたのだけれど、
残念ながら見つけられなかった。
お天気が良かったので、この館からちょうど「津軽富士」が見える。
別名、というか本名は岩木山!
ここからタクシーを呼んでもらってホテルに帰る。
タクシーの運転手のオッチャンが色々と話しかけてくれるんだけど、
津軽弁が、さっぱりわからない。
「ココは外国か~??」
ホテル帰着後、青森最後のアップルパイを食そうと
(一体、いくつ食べるんだ??)
昨日も行った喫茶店へ。
この喫茶店はアイスクリームも美味しい。
本日のおすすめのTeaは、
「ファーストフラッシュが入荷した」
とこのことでポットで頂くことに。
ティーコゼーもカワイイ‼
アップルパイは、というと、
もう、言わずもがな…
満足してホテルに帰り、リュックを受け取る。
なんと、このホテル、宿泊1部屋につき1つアップルパイのお土産をくれるのだ。
それもホールで。
ホールといっても円型ではなく長方形~、
さすがに旅人が持ちやすいようにしてくれている。
(このアップルパイ、後日、頂いたのだけれど、リンゴたっぷりで美味でした)
弘前駅前からリムジンバスに乗って青森空港へ。
「さらば青森よ、またアップルパイ食べに来るからね~」
今回は18切符ではなかったけど、相変わらず楽しく記憶に残る旅でした。
完