奈良ホテルに到着はしたものの、チェックイン時間までは
まだ1時間くらいあったので、ティーラウンジでお茶することにした。
メニューを見ると、なんとアップルパイがある。
「伝統のアップルパイ」
「90年の時を経たオールドノリタケと長崎銀器」
入口のメニュー板にこんな風にかかれていたら
食べないわけにはいかない。

アップルパイもさることながら添えられたアイスクリームの
美味しさ、といったら…
この優雅に流れる時間と舌に感じる幸せを考えると
¥3500という価格は決して高くはない、と思えるし、
また、そう思わせるのが凄い。
ゆっくりとTeaTimeをすごしてからチェックイン。
奈良ホテルは今回で3回目。
1回目は本館で冬だったのでお部屋にレトロなスチームがあって
稼働していたのだけれど、このたび改装してスチームはなくなったらしい。
廊下に展示してあった。やっぱりレトロでオシャレ。
品格を感じる。
私が通学していた高校は教室にスチームが備え付けられていて、
その上にお弁当箱をのせて温めてたのだけれど、
ふつうにシルバー色のパイプで情緒も何もなかったから、
余計に素敵に見える。
2回目は新館。
このたびはクラシックホテルパスポートで来てるのだから、
やっぱり本来の本館でしょう、ということで本館指定で予約した。
今回のお部屋はあまり広くはなかったけど、
天井が高いので解放感があって気持ちがいい。
クラシックなデザインのライトもよき。

この窓の感じ、好き。

夕食はホテル内レストランでフレンチのコース。
ちょっと多いかな、と思ったけれど美味しいので完食。
テーブル席の窓から遠くに東大寺の黄金の鴟尾が見える。

横に見える覆いがかぶさっているのは、修復中の興福寺五重塔。
修復完了まで数年かかるらしい。
そういえば姫路城の平成の大修理もたしか5年くらいかかってたはず。